陸前高田の「どんこ」

陸前高田の「どんこ」

「瑞穂丸」大ちゃん(岩手県陸前高田)

「おーい!おめぇ、どごさいる?」と、威勢の良い声の主は、瑞穂丸(ズイホマル)の大ちゃん。 電話越しに聞こえてきた弾んだ声の意味が「大漁」であることは、もはや言うまでもありません!そんなとき、「何捕ったの?」なんて返すのは野暮。一刻も早く港へ向かうのが“正しいやり取り”です。港へ着くとニヤニヤしてるじゃないですか、大ちゃん。最高の状態でたっっっくさん持ち帰ってきてるじゃないですか、大ちゃん。この日の大漁は「ドンコ」です!
四十八漁場の名物料理でもあるこの魚。タラのようなさっぱりとした身と、まるでアンコウのようにこってりとした肝が最大の特長で、里帰りをする息子や娘に「何が食べたい?」と聞けば「どんこ」と言うように、陸前高田では最も庶民に愛されている魚です。
ここ陸前高田で「ドンコが食べたい!」なんて声を耳にするたびに「もうすぐ冬だなぁ」なんてことを感じずにはいられません。近頃は朝晩になるとめっきり冷え込んで、暖房器具とコタツが各家庭では必需品。山々を見渡せば山頂から徐々に下山するように降りて来た紅葉の紅色。三陸の冬はすぐそばまで来ているのかも知れません。
これから益々魚が美味しくなる季節ですね。瑞穂丸の大ちゃんの笑顔とともに、三陸より最高鮮度のどんこをお届けいたします!(鮮魚バイヤー 長野)
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