寒くなり、牡蠣が美味しい季節になってきましたね!本日ご紹介するのは、旬な牡蠣と共に味わっていただきたい、酒蔵と牡蠣漁師との異色のコラボレーションで誕生した日本酒「YAMAWA for Oyster」です。
「YAMAWA for Oyster」を作ったのは、SAKE COMPETITION2014純米大吟醸の部で優勝を収めた宮城県の酒蔵「山和酒造」の若き7代目蔵元・伊藤大祐さん。食とのバランスを重視した酒造りを目指す伊藤さんは、牡蠣と日本酒との最高のマリアージュを実現するため、同県で牡蠣養殖を営む牡蠣漁師・阿部晃也さんのもとへと実際に足を運びました。阿部さんの育てた採れたての牡蠣を味わいながら、生産者同士の意見交換に刺激を受けた伊藤さんが醸した「YAMAWA for Oyster」とはどんなお酒なのでしょうか?
伊藤さん「阿部さんの牡蠣からは、今までの牡蠣に感じたことのない旨味を感じました。酸が強くスカッとする酒では、この旨味を引き立てることは出来ない。そこでお酒にも米の旨味を出すことで、牡蠣の旨味が引き立ち、また牡蠣が食べたくなるし、日本酒も飲みたくなる。そんなお酒を目指しました。」
こうして出来上がったお酒「YAMAWA for Oyster」は、香り穏やかで旨味と酸味のバランスが良く、牡蠣の旨味を引き立たせる味わいに。また、ボトルのエメラルドグリーン色は、阿部さんが牡蠣を育てる宮城県東松島の豊かな海をイメージし、ラベル下に描かれた牡蠣は、海の中で静かに成長する牡蠣を表現したのだそう。
酒蔵と牡蠣漁師。それぞれのプロフェッショナルが顔を合わせ、最終的にお客様が愉しむところを想像しながら語り合う。「こんな機会は滅多にない(阿部さん)」というコラボレーションから生まれた「YAMAWA for Oyster」。是非お店で牡蠣とのマリアージュを体験してみてください!
牡蠣にあう純米吟醸「YAMAWA for Oyster」
山和酒造店(宮城県)
原料米:ひとめぼれ
精米歩合 55%